ユークリッド宇宙望遠鏡が近くの銀河の周りに珍しいアインシュタインリングを発見.

ヨーロッパの宇宙望遠鏡、ユークリッドが、近くの銀河の周りに珍しい光の輪を見つけました。これはアインシュタインリングと呼ばれるものです。 光の輪は、地球から5億9000万光年離れた銀河の周りにあります。

この銀河は100年以上前から知られていましたが、ユークリッドが発見した光の輪は、天文学者たちを驚かせました。 アインシュタインリングは、遠くの銀河からの光が曲がって、近くの銀河の周りに輪のように見える現象です。

今回のアインシュタインリングは、りゅう座にある銀河の周りに見られます。 輪を作っている遠くの銀河は、地球から40億光年以上離れています。

この現象は、重力レンズ効果と呼ばれています。 遠くの銀河からの光が、手前の銀河の重力によって曲げられることで、輪のように見えるのです。

ユークリッドは、2023年にフロリダから打ち上げられました。 ユークリッドは、宇宙の暗黒エネルギーと暗黒物質を検出する任務を負っています。